2011/10/03

Giant Seek R2で久しぶりに来た定義山

秋の日の定義門前。出発して約2時間、11時着である。平日でもあり、まだ人は少ない。
9/22 台風翌日の雨模様の日
先月、家の者を連れて定義山に来た折、(何と)三角油揚げの豆腐屋が新しくなっていたり、(残念なことに)来る途中のジェラート屋が閉店していたりと幾つか気になる変化が目についたのである。思えば、前回自転車をこいで来たのは、もう2年も前だ。震災もあり不景気もあり、記憶は変わっていないが、実際の有様はまるっきり変わっていないという方がおかしかろう。
というわけで、来ないでいた間の変化の有様をもう少し見たかったということがあり、また車で来て久しぶりに食べた定義とうふ店の揚げたて三角油揚げが滅法美味かったということがあり、そしてせっかく気候が自転車に向いてきたというのにタイヤを替えてからまだ一度も遠出していないということもあり、諸々の理由から近い内に改めて自転車で来ようと思ったのである。

それでやって来た。

今は晴れ上がった秋空の下、五重塔横のベンチで定義清水館自慢の焼きめしを頬ばっている。
空が青い



本当なら、"Patisserie-Soleil"でケーキセットを頼んで、いつもの外テーブルに座り、好きなタルトにコーヒーで、隣の清水館の食事処から(なぜかいつも)流れてくる北島三郎に否応もなく耳を傾けながら、一杯二杯とコーヒーをお代わりしては、のんびりこれを打っているはずだったのだが、変化はここにも及んでいたのである。つまり店がなくなっていた。
何と潰れたのか。それにしても誰が戸を開けているのだろう?
正確には、開いていたが中身がなくなっていた。定義門前では唯一まともにコーヒーが飲める店だったが、何とも残念なことである。秋のいい日和に食堂や座敷でという気にもならないので、仕方もなくベンチで日向ぼっこである。
日差しがちょうどいい。暑くもなく寒くもない。

無論、三角油揚げは食べた。こちらは店舗こそ変われ、なくなる恐れはないだろう。ここがなくなる時は、定義山門前商店街壊滅の時だ。
これなら軽井沢でもOKか?以前の店も味わい深かったが。

店が新しくなり、心なしか油の風味が上がったような気がしないでもない。以前よりも軽くなって、優しい甘みが感じられるようだ。この間もそう感じた。揚げ油を変えたのか、それとも休日でないぶん立て込んでいないからか。
やはり揚げ立てでないといけない。家でお土産用を焼いても、この軽やかさが出ないのだ。



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近くの道は亀裂や段差もなく綺麗だった。この辺りは地盤が堅いのであろう。ちなみに写真のこの道は走りやすそうでいて微妙にのぼり勾配があり、視覚と脚の感覚のずれに微妙な違和感を感じる。スピードは出そうで今一つ出ない。当然ながら、逆に帰りは颯爽と快適である。
少し日が陰ると物寂しい秋の気配が漂う。電線の上には鴉が。

定義如来まであと2km。黄金色の田んぼ。稲は刈られているところとそうでないところと8:2といったところか。
さて、肝心の自転車の方だが、こちらの調子はなかなか良かった。2年前と比べて変わっているのは4箇所(ペダル、グリップ、サイドバー、タイヤ)程度だが、身に馴染んだ分もあってか、かなり快適に走ってこられた。ここまで往路約35km、先月換えたばかりのタイヤ(Continental Grand Prix 4000 S)のおかげでこぎ味は軽く、乗り味は意外にもそこそこ柔らかく、以前履いてきたタイヤ(ただのGrand Prix)より随分楽であった。高低差は500m程度で、登りには内側に逆さに着けたサイドバーがかなり効いた。フラットハンドルの弱点は順手握りのせいで生じる上体の力のロスだが、それがこの小さな逆付けサイドバーのおかげで解消する。言わば擬似ドロップハンドル状態を作るわけで、そうなると腕の引きを十分に活用することができるようになる。本当のドロップハンドルには当然及ばないが、高速巡航時や登坂時には大変重宝する。
普段は通勤に活躍している我が愛車。
パンクをしても、暗くなっても、外にとめても大丈夫である。
色々つけているがどれも簡単に取り外すことができる。
(大倉ダムの上で一休み。向こうにはダム湖が広がっている。)

ちなみに2年前はこんな感じである。
すっきりしているし、チェーン周りなどがきれいだ。

更に前だと
純正シートは青く、シートポストは銀だった。

更に遡ると
シートポストと同じくハンドル周りも銀、サドル同様グリップも青、タイヤはMaxxisの32c、その他。
これが買った当初のオリジナルの姿であった。

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