2010/10/11

Android OS 2.2へのアップデート

10月8日にAndroid OS 2.2へのアップデートファイルが配布されて、私のDesireも目出度くFroyoになった。最初にアップデートを試みた時は、更新に必要な25MBの空きが内部メモリーになくて、やむなくいくつかのアプリを削除したが、全体としては特に問題もなく更新は完了した。アップデートしてしまえば、対応したアプリをSDカードに逃がしてやれるようにもなるので、その差分で改めて入れ直してやることもできる。(結局、あまり使わないTwitterの純正アプリとGoogle Reader用の読み取りアプリは削除して、今もそのままだ。)

さて、2.2になって性能は大いに向上した。Internetの読み取りは随分速くなったし、コンタクトも時にカクカクしていた動きが滑らかになった。概して反応がより機敏、動きがスムーズになっているようだ。基本アプリとなるSearchやMapやGmailもそれぞれ機能や使い勝手が向上している。こうなるともう2.1にはもどれない。


アップデートによる大きな問題は生じなかったが、小さな問題は幾つかあって新しい環境下での調整には一晩かかった。アプリで問題が生じたのがDolphin Browserで、これは起動せずに落ちてしまうという症状で少々困った。再起動したり、インストールし直したりしたが状態は変わらず、メインブラウザにしていたので些か心配させられもした。ホームをHTC Sceneにしていないからかとも疑い、設定を戻したりいじったりもしたのだが、その後Googleの最新情報検索で、英語環境であれば起動に問題はなく、一旦起動させてしまえば、後は日本語に戻しても大丈夫というTwitter情報を見つけて事なきを得た。(ただ、一度アンインストールしてしまい、バックアップも取っていなかったものだから、ブックマークの再現に時間を要した。)もう一つはタスクマネージャーアプリのjkAppSwitchEXで、アプリのスイッチはできるが停止機能が働かないということがあった。こちらはそもそも2.2未対応だったからで、さて今後この99円アプリのアップデートがあるのかないのか、あるとすればいつなのか、これは不明である。なければ代替アプリを決めなければならない。

HTC Senseは、結局使わないだろう。画面下にわずかに弧を描く不透明なランチャーバーが気に入らないためだが、前から愛用しているLauncher Proが非常に優れているためでもある。デザイン、機能とも申し分ないのだ。これが無料アプリだとは全く感心する。感心するアプリは他にもある。こちらは有料だが、FolderOrganizerも素晴らしいものだ。これがなければホーム画面の使い勝手はまるで異なってくるだろう。実のところ一番重宝していると言ってもよい。任意にフォルダーを作り、その中にアプリでもサイトのショートカットでも、電話番号でもメールでも何でも入れておくことができるというものなのだが、ジャンル毎にフォルダーを作れば、必要なものを必要なだけ分類整理しておくことができるのだ。しかも、フォルダーには好きなアイコンをつけられるから、普通のアプリのアイコンのようにホーム画面上に並べておくことができる。アプリを7個も8個も並べて画面を占拠するかわりに、パッケージされているフォルダーを1つ置くだけでよくなるのである。これによって劇的にホーム画面は変わる。ツール系のアプリ数あれども、これは私にとって必要不可欠アプリの筆頭だ。

Launcher ProやFolderOrganizerは以前から重宝していたもので、その点アップデートによる変化ではないのだが、アップデート後も依然として変わらずに残念だったこともある。特に不満な点は2点だ。組み込みブラウザの使い勝手の悪さはさておき(これはブラウザを換えれば済む話だ)、連絡先にURLを書いておいても連絡先からは開けぬことが1つ、キャプチャー機能が相変わらず装備されなかったことがもう1つである。連絡先上のメールアドレスからメールソフトを立ち上げることはできる。ならば当然連絡先上のURLからブラウザを直接立ち上げられるようにするべきだろう。URLが書いてあっても、ただ情報として書いてあるだけで連絡先ソフト上ではコピーすらできない。これは全く不便だ。また、画面の簡単なキャプチャー機能も何故ないのか。PC無しで何故撮れるようにしないのか。記録としてとどめておくことすらできない。

Froyoで叶わなかったことがGingerbreadで叶えられることを望む。その時には端末もパワーアップすることになるだろう。年内にAndroid OS 3.0、来年春に新端末、ならば私としても、来年度中に機種変更という道筋もあろうか。

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