定義まであと2km
揚げたての熱々に七味と醤油をかけ、店先の路上でかぶりつく定義名物三角油揚げの旨さが思い出され、まだ紅葉には早いのだが、片道2時間強をかけて再び定義山まで漕いで来たのである。家を出たのが10時、県道55号を使い一山越えて到着したのが12時15分である。正面より山門を望む
天気の良い秋の土曜であるから参道の賑わいもなかなかであるが、しかし混みすぎているわけでもない。いい時にやって来たようだ。今は御参りを終え、一通りぶらついて、目的であった油揚げを食い(家への土産も買い)、些か痛くなった尻休めをかねて一休みしているところである。"Patisserie-Soleil"
私は今、和一色の門前の店の中の洋一点、唯一のコジャレたケーキ店"Patisserie-Soleil"の外テーブルに落ち着いて(店の中と外に席が4つ程ある)、ちゃんと一皿として盛りつけられた無花果のタルトをコーヒーのセットで味わいながらこれを書いている。ホイップクリームに苺ののった軽めのワッフルに自慢のパウンドケーキも添えられて、ソースもかけられている(いた)。主役の方も香ばしく固めに焼かれた土台に甘すぎないクリームと柔らかで甘酸っぱい無花果がのり、きちっとした手作りで予想以上に美味い。コーヒーは並だが、これでセット600円也はお得だ。コーヒーのおかわりは150円である。
写真を撮ったのは食べた後...
店内ではトトロのオーケストラ編曲が静かに流れている。少し奥の定義清水館からは(前回と同様)ひたすら北島三郎が聞こえている。宿の主人がファンなのであろう。サブちゃんの歌声がエンドレスに澄んだ秋の空に吸い込まれていく。席の選択を誤った気がしないでもないが、気持ちのいい秋の日は外であろう。紅葉の中の五重塔
もう少し休んで3時になったら出発しよう。途中、大倉ダムを過ぎたところにあるポポロなる店でジェラートを舐めて帰るつもりだ。
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